まさか自分が審査する立場にまわるとは想像もしていなかったので、行政庁に対して、『審査基準をもっと明確に示してくださいよ〜』と、よく交渉したものですが・・・
これが、どうして、なかなか難しいですね。
一応、法律では、行政手続法において審査基準に関する定めはありますが、
「審査基準を定めるに当たっては、許認可等の性質に照らしてできる限り具体的に」
「行政上特別の支障があるときを除き、審査基準を公に」
と、まあ、うまいことギリギリの逃げ場があるようで。
私も申請者の立場として、審査基準がどうも曖昧な感じのもののために、3年以上も継続している案件を抱えています。
矛盾しているようですが、理屈では解決できない問題ってなかなか進まないんですよね〜
これは行政の立場からすれば、相手が根負けするのを待っているだけのような気がしてしまいますが・・・
”できる限り具体的に”なんて、『なるべく早く行きます』っていうカラ返事と同じですよね。