ドラマや映画などで、廃屋が子供たちの遊び場になったり、悪い場合は、溜まり場になったりする描写を目にしますが、、
実際のところは別にしても、確かに誰も住まなくなった空き家が、それまでと変わらずに佇んでいる光景は、
時に不気味さを漂わせることがあると私は思う。
昨今は治安が悪くなった日本。
こういう街の雰囲気の荒廃は、秩序に悪影響をもたらすことは一目瞭然。
ところが、その空き家の所有者としても、なかなか頭の痛い問題であることも忘れてはならないだろう。
実は我が家にも同じ問題がある(あった)。
幸い祖父が所有していた土地と古い家屋は、近所の方が世話をしてくれることになり、事無きを得たが、その物件の所有者は多少距離の離れたところに住む相続人の父なのである。
市場価値のある物件であればまだしも、流動性の低い物件は処理に困る。
個人と個人が取引をするような案件でもないので厄介である。
行政やNPO法人が運営する空き家処理に依頼するのもひとつの手かもしれない。
しかし、そのためにも物件自体の整理(管理)は必須だ。
”廃屋”にしてしまったら、価値あるものも魅力が無くなってしまうのだから。
また、対象の土地・建物の不動産登記の名義もできる限り最新の所有者にしておくことが望ましい。
なぜなら、時間が経てば経つほど、一般的には相続の当事者が増え、収拾がつかなくなるから。