今日は少しだけ辛口モードです!
イケズな報告書、発見です。
行政同士の予定調和ならいざ知らず、これを真剣に総務省が取り上げているとしたら、滑稽ですな。
設立に認可を要する法人に関する行政評価・監視<調査結果に基づく勧告>行政評価局
医療法人の項目としては、
*届出の遵守、ディスクロージャーの徹底
*所轄庁と監事との連携、問題認識の共有
という勧告概要がありました。
『はっ?!』
ってな感想ですね。
これを作成するには、少なくとも当該の各現場に1ヶ月は働いてみないと、現状把握とその対策が可能かどうかの判断はできないと思うのですが・・・そういう緻密な調査がなされたのでしょうか、また、もし、万一、なされているとしたら逆に現状把握が全くできていないことになりますが・・・
凄いですね〜事情を知らない国民が読んだら、そりゃ、行政は何をやっているんだって、なっちゃうんでしょうね。
怖い、怖い。
さて、とはいえ、確実に言えることがありますね。
医療法人の届出書類に関して、特に事業報告等提出書(旧:決算書)に関しては、その届出義務を徹底させるために策が講じられるであろうこと。そして、これは単にその内容だけに止まらず、将来的には、法律上行政手続きの代行ができる者から提出されているか、という問題にもメスが入るかもしれませんね。
実はこの届出書類の問題は、その提出義務が履行されているか否かの問題に加え、本来、医療法人が届出義務者であるところ、それを代行しているのは誰か、という問題をも孕んでいるから。
医療法人を経営されている医師である先生方含め、事務長様などには充分ご留意されることをおすすめしますね。