この前、わが町にヒトの気配がない、という話をしましたが、お寺を取り巻く環境も同じ。
今日の新聞にまた掲載がありましたが、ここ何年かでさらに加速する檀家離れと後継者不足。
この手の話題は新聞、雑誌上でよく議論されています。
私が思うにそもそも「檀家」という考え方がすでに崩壊しているお寺がほとんどではないだろうか!?
当事務所では宗教法人のクライアント様がおりますが、こういった背景を早くからお考えになり、いろいろな対応策を練られている状況でございます。
ところが、このような時代背景がありながら旧態依然としているのは宗教法人を管轄する役所のほうだ。
住職(代表役員)の変更やら事務所(お寺)の移転やらに対して目くじらを立てる・・・
『同一性』がどうのこうのと時代錯誤な判断をしている。
そういう通知があるのは私も百も承知だが、もっと良識ある判断が欲しいですね。
とはいえ、宗教法人は税務の問題も絡んでいるので、行政改革もそう容易くは進展しないでしょう。
私が思うに法人税率を選択性とかにすれば良いと思うのですが。
法人運営者が自らが目指す方向性に合わせて税率を選択できるようにする。
非営利性の高い宗教法人には非課税を継続、そうでない事業の割合順やその事業内容の程度で税率を付加していく。
つまり、税金を払う代わりにもっと事業の幅を許容してあげる、
また、ここが重要なんですが、
さらに、”宗教法人の引き継ぎ”に対してもっと許容してあげる。
そういった後押しがないとお寺の崩壊は進むばかりと考えますが、いかに・・・