ずーっと前から積んでおいた本をやっと読むことができました。
時間がなかった、というよりは気持ちが向かなかった、というほうが正確かな。
又吉直樹さんの『火花』
私にも思い当るような言葉がいくつか心に残りました。
人とは何か、生きるって?、仕事って?、ということを身近な言葉を使って、それでいて、それだからこそ、胸に刺さる、とても良い作品だと思いました。
時折、笑いのエッセンスも交え、ピースとしての又吉氏を頭に浮かべる部分もありました。
ただ、ひとつ残念なのはラスト。
なぜ、こういう形にしたのか、ちょっと、それまでの展開と波長が乱れ、勿体無い印象を受けました。
とはいえ、何か考えがあるのではと逆に思ってしまう部分もあり・・・
(こればっかりは作者しかわからないですからね・・・)
とりあえず登場人物が生きていたことが良かったと思います。
赤ん坊に対する蠅川柳・・・好きだな〜こういうとこ。
この本、もし、私が高田馬場でルームシェアしている頃に読んだら号泣してたかも。
又吉氏は凄いですね。
今後の作品にも注目したいと思います!