全くの偶然ではあるのですが、最近、法人の形態について考えさせられることがありました。
たぶん仕事さえ重ならなければ、あえてそんなこと思いもしなかったかもしれないのですが・・・
(ホントはそれでは駄目なんですけど)
一般社団法人
一般財団法人
NPO法人
この話は別に法律的なことでもなく要件とかそういうことでもなく、
何というか、精神論的なことと言えば良いのか
例えば、NPO法人で言えば、
特定非営利活動促進法第2条第2項第1号イに「社員の資格の得喪に関して、不当な条件を付さないこと。」とあります。
なんだ、やっぱり法律論じゃないか、と思うかもしれませんが、ちょっと違って、
この定めは、結局のところ、NPO法人という法人形態そのもの(存在意義)が、広く国民に参加の機会を与えているものなんだから、不当な条件はダメよ、と言っているということ。

不当な条件:
社員の資格の取得と喪失について、一定の条件を付けることは可能だが、定款に明示する必要があり、そのNPO法人の目的に照らして合理的かつ客観的なものでなければならない。
また、公序良俗に反してはいけない。

合理的かつ客観的とは、かなり曖昧で誰が判断するの!?って感じですが、”合理的または客観的”とは違うので、かなり制限しにくいと考えます。
(おそらく大概の行政サイドもそう考えているのではないでしょうか!?)
逆に言うと、通常ほぼ『参加したい』という人を拒めない、というわけだ。
つまり、何が言いたいかというと、もし、あなたがNPO法人という形態を選択し事業を始めるとしたら、そのつもりでやりなさい、ってこと。
それがメリットでもありデメリットになり得ることを承知でやれ、というわけです。
次に、一般財団法人で言えば、
一般財団法人は作る(設立する)ときは、人が作るのに、できた後はお金の集まりになる。
法人のお金は誰のものにもならない。
これも、それがメリットでもありデメリットになり得ることを承知でやれ、というわけです。
概念として何となく知ることとは別に、実際にそれと向き合う時(当事者となる時)に、
『あれ!?これなら、そうするんじゃなかった・・・』
・・・みたいなことにならないようにしないといけない、ということを感じています。
面白いですよね〜