契約書などの文言中に、
『経済事情の変動、公租公課の増額等によって著しく不相当となったときには、協議の上、契約期間中であっても、****を増額請求することができる。』
というような趣旨の条項を目にしたことがある方も多いでしょう。
これは、契約の当事者同士の責任によらず、何らかの外的要因で当事者が合意した内容に不具合が生じた場合に備えて準備された条項
昨今の通販ビジネスの増大で宅配の取扱量が増えたので値上げをします、というニュースがありましたが・・・
値上げの要因として、確かに想像以上に宅配の取扱量が激増した、という事象は、上記で言うところの”外的要因”と考えても良いのかもしれませんが、
『従業員の労働環境の悪化』というのは、外的要因
これは、会社の企業努力の問題、自前で賄うべき問題なのでは、と思ってしまうのですが・・・
この問題を私に当てはめると、今は忙しくなったので、前までは****の報酬でできましたが、今回は値上げします、と言っていると同じこと。
当然ながらそんなことできるはずがありませんし、通用もしません
通常の納期ではなく、急ぎでやって欲しいと依頼された場合の特急料金とは話が違いますからね・・・
「大(強)」が「大(強)」を守り、「小(弱)」に皺寄せが行く、社会って、こんなもんなんでしょうか