こういう異常時代の世の中になると、なおさらこのことを考えることが増えてしまうこと・・・
それは、私のようないわゆる「士業の仕事の存在」について
そもそも、私の仕事は、当事者本人が自らできるなら不要な存在
世の中のすべての行政手続きは、まずは本人がすれば良いわけですから
ところが、行政手続きの中には本人が行うにはハードルが高いものも実際にはあって、そういうものを本人に代わって行政との窓口となり手続きをスムーズに運べるようにするのが『行政書士』なわけです。
昨今のコロナ禍のなか、コロナ対策などの補助金・助成金をめぐって、本人に代わって手続きするコンサルタントがけっこうな稼ぎを得ていること
この「コンサルタント」の中には、行政書士も含め、さまざまな士業、そして民間企業まで含まれるわけです。
もちろん、当事者もそのコンサルタントに依頼して補助金・助成金を受領することで何かしらの利益を得ているわけだから、全く問題はないのでしょうが、、、
そもそもこの非常事態の中の補助金・助成金にどれくらいの成功報酬を取るのか、ということ
私の個人的な意見として、どうしてもこの手の業務に抵抗があるんですよね〜
『適正な報酬はいくらなのか、いや、そもそも報酬って・・・』
言うなれば、誰も得をしない、良い気持ちで金銭を授受できない部類の仕事になってしまうような憂いが・・・
なんか綺麗事を言っているように思われるかもしれませんが、これがなかなか悩ましい問題なんですよね
この仕事を選んだ以上、私の生涯をかけて、この命題と向き合うことが使命なのかもしれませんね