
3~4ヶ月くらい前にAmazonで購入してはあったのですが、その時はまだ読んでいた別の本があったりで、そのまま放置していた本を今、少しずつ読み始めています。
今回の作品は、『島はぼくらと』
辻村深月さんの作品です。
少し前に出版された作品のようですが、”島”が物語の舞台になっていたりするあたりに、4年ぶりに沖縄に行ける私の心と共鳴した気分です。
辻村深月さんの作品は『かがみの孤城』も読みましたが、登場人物ごとの心模様がそれぞれの目線、言葉で鋭く表現されていて、それぞれの苦悩だったり、感動だったりが絡み合い揺れ動くところに、小説の世界へ引き込まれてしまうのかなと感じています。
今回の作品のメインの登場人物と私とでは年齢差がかなりあるにもかかわらず、同じ温度で没入できる感じが何とも言えません!
『こうでありたい』と思う自分の心と、が、しかし、リアルの瞬間には、なかなか思うことと言葉や言動が伴っていない、みたいな、登場人物の葛藤の表現が、胸にじんじん来ます><
かがみの孤城とはまた違った味わいですが、緻密な組み立てを感じる作品です。
今回の作品も先が楽しみです。