私は資格で言えば、行政書士と宅地建物取引主任者しか持っていません。
ですから、その資格でもって、法律で規定された範囲の業務しかできませんし、受託しません。
当然ですが、今までも受託したことは一度もありません。
みなさん、意外に思うかもしれませんが、
行政書士が株式会社などの顧問をしているケースで、その本人が役員変更とか本店移転とか登記を行っているケースがありますが、これはもちろん違法です、
ご存知でしたか?
依頼者である株式会社の代表者にはその理解がなくてもあっても駄目なものは駄目なんです。
ちなみに私は行政書士になる前に司法書士事務所で2年ほど補助者経験があるので、不動産登記はもちろん商業登記に関する知識も当然に持っていますし、前述の本店移転や役員変更などは難なくこなせますが、『できること』と『やって良いこと』は違いますからね。
だから、やりません。
いやらしい話ですが、そのような他士業(登記は司法書士)の仕事をしなくても行政書士業務だけで事務所を経営できますからね。
話は変わりますが、
とはいえ、私も行政書士業務にこだわって仕事はしていません。
あっ、でも勘違いしないでくださいね。
法律違反のことをやろう、という話ではなく、いわゆる許認可などの行政書士業務にこだわることなく、私、という人柄を信じて依頼してくださるコンサルティング業務などの話です。
例えば、洋服を売る仕事の方は、服を売る能力ではなく、お客様に似合う洋服をコーディネートして、お客様に自分に似合う洋服はどういうものかを教えてあげる能力のほうが重要なのではないか、ということです。
モノやサービスを直接、販売・宣伝するのではなく、そのモノやサービスを手に入れた後のフォロー、はたまた、そのブツを”うまく”手に入れる方法などのアドバイス。
そういう仕事に対価を払っていただく、そういう仕事の幅を、割合を増やしていきたいと考えています。
そういう思いから私の名刺には「・・・コーディネート」と記載させていただいているのですが、もっともっと自分磨きをしていかなければならないと思っているこの頃です!