ブラッドスポーツと言われる競馬のお話。
今年は無観客開催などで行われていた中央競馬(JRA)ですが、
実は偉大な記録がいくつか飛び出しています
まずは、いわゆる「クラシック競走」と言われる一生に一度しか出走できないレースにおいて、牡馬(オス)と牝馬(メス)それぞれにおいて、無敗の3冠馬が誕生したこと
牡馬はコントレイルという馬で、皐月賞、日本ダービー、菊花賞の3つのレースを、牝馬はデアリングタクトという馬で、桜花賞、オークス、秋華賞の3つのレースを、それぞれ初戦から一度も負けずに”G1”と言われるこれらのグレードレースをすべて勝ったこと。
もちろん日本の競馬史上で同じ年に牡馬と牝馬の3冠馬が誕生するのは初
次に今秋に行われた天皇賞(G1)というグレードのレースでアーモンドアイ(牝馬)という馬が勝利し、これまた史上初の最多となる芝G18勝(海外含む)を成し遂げたこと。
そして、11月29日に行われる「ジャパンカップ」というG1レースでこの3頭が激突することが決まりました
競走馬はレースでの消耗が激しいので、その馬に合ったある程度の間隔でレースを選択して出走することになるのですが、3頭とも状態が良いということで参戦が決定したようです
そもそも無敗の3冠馬という記録自体とてつもなく難しいのに、オス、メスともに同時に誕生し、そこに日本で一番G1を勝っている馬が戦うというのだから、それはもうドリームマッチなんですよね〜
競馬にそれほど興味はなくても、このレースは必見の価値はあると思います。
というのも、この先、おそらくもう二度ないかもしれないからです
最初に言ったとおり、競馬は”血統”というものがポイントで、どんな父と母の馬から誕生したのかということが競走馬の能力を左右するわけです。
ところが、今回は必ずしも良血馬というわけではない馬がいるところもロマンがあります。
もちろん、どういう結果になるのかも興味はありますが、馬は生き物ですから、とにかく無事に能力を発揮し走り切って欲しいものです